天皇賞や凱旋門賞遠征のメジロムサシのふるさと
鍋掛牧場 栃木県那須塩原市野間7
'39年の創業です。広さ42㏊の牧場は80数頭の馬を受け入れることができます。事業は競走馬の育成と調教、休養で主に北海道の系列牧場で生産された新馬を同牧場へ移して競走馬としての調教や休養を行った後、中央競馬や地方競馬へ送り出しています。
緑豊かな林間ダートコースや足を鍛える坂路コース、各種調教マシンなどがあり、調教スタッフがこれらを通して新しい競走馬づくりを進めています。馬術競技馬も持ち込まれてアフターケアなど通じて休養しています。これまで同牧場で生産の名馬では'71年春の天皇賞に輝き凱旋門賞にも遠征した「メジロムサシ」、また'82年の菊花賞馬「ホリスキ」などが挙げられます。
閑静な佇まいの緑の中にゆったりと間口を構える藁葺き屋根の厩舎は、歴史というか「よき馬が育っていった」という趣が感じられます。
パワースポットになっている 花のある牧場
(有)井田牧場 群馬県太田市山之神町235-55
山並みの美しい茶臼山の山ろくに'82年6月設立されました。施設面積3.3㏊で間もなく開設30年の節目を迎えます。牧場周辺は最近、関越自動車道と東北自動車道を結ぶ北関東自動車道が開通し、同道藪塚ICから程近い立地になりました。
施設は主に持ち込まれる競走馬のトレーニング・調教(休養)などに利用されています。事務所施設内にはグリーン色の温泉があり一般入浴客が訪れます。また近くには「ショウブ池」と呼ばれる池があります。この池は願い事が叶うといわれ大きな勝負には「勝ち馬券」を祈る人も多くパワースポットにもなっています。